英語が苦手な人は、ぜひ中学一年の教科書からやり直してください。一行ずつ和訳をノートに書き取ってゆくという例のやり方です。高校生のあなたなら、中学一年から高校三年までやり直すのに1ヵ月とかかりません。これをきちんとやれば、「なあーんだ、こんなことか」と今までのもやもやがいっぺんに吹き飛んで、英語の勉強がおもしろくなるはずです。これを「急がば回れ」といいます。戦前に英語教育を受けた先輩方が、片言でも何とかしゃべれる方が多いのは、暗唱のおかげでしょう。若いころに暗唱したものは、よく身についていて、不思議に忘れないものです。私もまたかつては、父や叔父よりも英語の会話はできなかったのです。父たちは私の知らない「マクベス」などを朗々と覚えていたのですから。