「駆け引きを上手にできたぞ」「うまく、サービスさせたわ」と、満足できるでしょうか。他の人のほうがもっと値引きしてもらっているかもしれないのに……。ことによると、あなたがもう少し粘ったら本当はもっと値引きができたかもしれないのです。値引きとは、それほどむずかしく、わからないものです。失礼を承知でいわせていただくと、「馬鹿だな、値引きをしてもらったから安く契約できたと思っている」、「やっと普通の金額になっただけなのに」が私の本音です。しかし、これだけはいえます。会社は契約後の追加変更工事や業者への発注で、少しでも値引き分を取り戻す努力をするのです。「失われた利益を求めて」、少しでも利益を確保するために、残された手段は発注しかありません。値引きが多ければ多いなりに元請業者は、実際に工事をする下請業者に対して工事金額を大幅にたたいて発注し、利益を出そうとするのです。それで、いい現場工事になると思いますか。その負の積み重ねを背負ったままで、あなたの家がつくられていくのです。