国語はけっこう危険な科目だ。国語には国語?と国語?・?があるが、どちらも現代文2問、古文・漢文各1問という同じ構成なので、意外にミスに気づきにくい。アテネの講師の知り合いに、このミスをしてしまった人がいる。国語の冊子の頭から気分よく解いていたら、最後のページになってはじめて、直後に「国語I・国語?」かおることに気づく。それからあわててやり直そうとしても、1科目解いたあとだから、もちろん「国語I・国語?」を全部解き切る余裕などあるはずもない。ジ・エンドである。この人はこの失敗のために、第一志望の東大の足切りに引っかかってしまい、受験資格を失った。それまでの努力がこんな失敗のために水泡に帰してしまうのだ。たとえ、途中で失敗に気づいてやり直せたとしても、「こんなバカなミスをやってしまったと、精神的に追いつめられてしまう。その科目の点数は一応確保できたとしても、いったん混乱した頭はなかなか落ち着かず、その後の科目に響く。ミスがこわいのは、それが点数に直接的に影響を与えるからというよりは精神面に多大な影響をあたえてしまうからなのだ。
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